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7月のメッセージ

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6月25日、ユネスコの全国大会で沖縄県宜野湾市に行ってきました。
高松ユネスコクラブから出席したのは会長さんと副会長の私の2人だけです。他のユネスコの会からも出席者は少なく去年の全国大会は、2000人位の出席者だったのに、今年は500人居るか居ないかでした。
実は私も行く予定はなかったのですが、人数が少なく、頼まれて出席することになったのです。
遠くて交通手段が不便な上、交通費が高くなって敬遠された、と聞きましたが、それだけではないように思います。私の場合は過去何度か訪れてそのたびむごたらしい戦争の話を聞いています。かつての戦争で日本の本土が沖縄に多大の迷惑をかけたことは知っておかねばならず、反省しなければならない話です。しかし4度も5度も、行くたび聞きたい話ではないのです。
当日、香川県は雨が降っていましたが綺麗な国際空港を出ると沖縄は梅雨が明けてすっかり夏で34度もありました。湾の傍では6000人ほどを乗せた、白い大きな中国のクルーザーが涼しそうに停泊していました。傍に韓国からの少し小さなクルーザーもありました。3日に1度は観光で来ているそうですから、良いお得意様です。
会場に着くと「琉球ぶくぶく茶」など素朴な接待を受け、オープニングに沖縄県立南風原高等学校の生徒達の歌と踊りを見ました。一糸乱れぬ踊りと歌で、生徒達は今すぐプロになっても通用しそうです。気合の入った豪華な衣装にも驚きました。
芸能関係のコースですから、この踊りや歌は将来につながるのでしょう。
その後、後援の外務省や文科省の役人の挨拶、東大大学院教授の高橋哲哉氏の講演とパネルディスカッション、ESD(Education for Sustainable Development)ユネスコスクールの事例の発表がありました。
沖縄戦体験者のパネルディスカッションでは、沖縄の人たちの複雑な気持ちも伝わり、私にとって考えさせられる大会になりました。

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