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TODAY'S NEWS今日の出来事

2023/09/17 演劇部公演動画 Home Coming Day 2023 Vol.4

演劇部から皆様へプレゼントが届きました。

先日のホームカミングデーで、満員御礼大好評!!
演劇部ホームカミングデー公演「言えない電話」

その全編を動画公開いたします。大人、子供の両方にささる、素晴らしい脚本。ご堪能ください。

〈顧問 木村恵美先生より〉
この学校で顧問を務めるようになって5年になるが、演劇部では一貫してオリジナル劇を上演し続けている。これはつまり部員の中に、毎年台本を書く人材が絶えないということである。驚くべきことだ。
伊藤が最初に持ってきた原稿は、今年の5月初旬、15枚のロイロカードからなる台本だった。まだ人物設定も曖昧で会話も断片的な素材だったが、電話相談に謎の混線という着想と、反抗期をテーマにしながら主人公は子どもではなくその父親であること、そしてこの時点でほぼ最後までの場面構成ができており、着地点が本人に見えているらしいことに興味を惹かれた。
それから2ヶ月、伊藤が書いたものを添削して返し、人物の背景や関係を話し合って詰め、新しく場面を増やしたり不要な部分を削ったり、つながりの悪いところを書き込んだりして台本が完成した。「大人の手が加わっている」という点で言うと、この劇は伊藤の純度100%ではない。文字数の割合にすれば50%というところが実感だ。それでもこの劇の作者は伊藤である。私はこの台本を優れたものにするために手を貸したが、都度対応した彼女の労力を認めたい。それはこれまでに上演してきたオリジナル劇を生み出した先輩たちも、同じである。
良い劇には、良い音楽をあてる。今回は劇伴も部員のオリジナルであることを特筆する。また、ぴたりとはまったキャストの誠実な演技と、完成度を高めた音響・照明スタッフの技術が組み合う瞬間にも感動してもらえると思う。劇の時間は、演じる者だけでなく観客の時間でもある。中高生の劇であれ、観る人の胸を打ち、深い気づきを与えることはできる。
暑い中、足を運んでくださった観客と共に二度とない40分間を過ごす経験が、私たち演劇部をまたひとつ成長させてくれる夏である。
演劇部顧問 木村恵美

 

また、現在公開中の、7校合同公演「7Faces 2023」参加作品の「萌赤星」。

こちらは、10月いっぱいで公開を終了となります。未視聴の方はこちらも是非!