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6月のメッセージ

今朝朝食を食べながら、見るともなく見ると、どの新聞も1面にクリントン氏の大統領指名が確実になったことを大きく報道していました。このクリントン氏とはヒラリー・クリントンのことです。
夫はそれを見て思い出したのか「昔、ビル・クリントン(ヒラリーの夫)が大統領だった時、アジアのどこかの国の大統領が電話をかけて“How are you?”というところを“Who are you?”と言ったんだって」「自分で電話をかけておいて失礼ね」と私。夫は「そしたらクリントン大統領は“I’m Hilary’s husband”と答えたんだって」「良かったね。ジョークにしてくれて」「そしたらアジアの大統領は“Me, too.”と答えたそうだ」この場合、“Me, too.”は「私もヒラリーの夫です」という意味になります。「ええっ!それはひどい」と言いながら、ここにきて思い出しました。それはアジアのどこかの国の大統領の話ではなくて、日本の元首相のMさんの話です。「でもおかしい。それを聞くとMさんが馬鹿のように聞こえるけれど、“How are you?”なんて中学で習う英語、大学を出た人が知らないわけがない。それにMe, too なんて失礼なことMさんが言うとは思えない」と私が言うと、夫は、「“How are you?”が“Who are you.” になったのは発音が悪かったからそう聞こえたので、“Me, too.”は教えられたとおりに話したからだろう」と言います。つまり会話は、
Mさん:“How are you?”
ビル :“I`m fine Thank you. And you? ”
Mさん:“Me, too”
と続くはずだったのですが、発音が悪くてhowがwhoに聞こえ、それにビル・クリントンがジョークで答え、Mさんがそれを聞き取れず、用意した通りの英語を返した悲劇だったというのが推理です。
この笑うに笑えない悲劇は昔の英語教育のせいだったのかも知れません。
今の生徒は日ごろからナマの英語に触れています。こんな悲劇は起こらないでしょうね。
6月のメッセ―ジ