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10月のメッセージ

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(ミャンマーの子供)

 やっと涼しくなりました。
 秋本番です。          

 今月は中学校の家庭教育大学講座の邑地先生のお話、全校生徒と保護者対象の、ミャンマーやカンボジアでジャパンハートと言う非営利の医療活動を行っている吉岡秀人先生のご講演など、考えさせられることが沢山ありましたね。
 吉岡先生はその気で聞いている人だけが何かを手に入れることができる、と言っていらっしゃいました。ぼーっと聞いていては何にもならないと。
 少し難しかったですね。けれど良いお話でした。
 皆さんが人生について考えるようになった時、きっと役に立ちます。
 
 さて、朝ドラの「とと姉ちゃん」が終了しました。
 私は関連本の「暮らしの手帳と私」と言う大橋鎭子さんの本を読んでいたのでドラマで大橋さんの活躍の部分が少なかったことに少しがっかりしました。
 なるほど、花森安治さんはとてもインパクトのある方でしたから、以前は私も花森さんが社長だと思っていました。
「とと姉ちゃん」を書いた方もきっとそんな印象を持っていたのではないでしょうか。花森さんのリーダーシップやアイディアについては山ほど書かれていたのに、大橋さんの社長は主に花森さんに叱られる役でした。
 しかし本当の大橋さんは実行力のある社長にふさわしい方だったのです。
 先ずお金の工面をして会社を作り、花森さんをスカウトしました。
 また、花森さんが名前を上げた何のコネもない有名人から実際に記事を貰ったり、国民のみんなが飢えている時、「天皇陛下や宮様方はマッカーサーの庇護の下で何不自由のない生活をしている」と言う噂があると聞くと、これは本当ではなかったので、宮さまに野菜の代わりに庭のハコベを食べたり、ご自分の服をつぶしてお子様たちのための服を縫っている生活について書いてもらうなどし、その巻が売れに売れる大成功を収めるなど、実際に外に出て働いていたのは大橋さんでした。社長は全体をまとめる人でなければいけません。
 大橋さんの人柄は人から好意を持たれるものでした。威張っていた花森さんにはとても社長は務まらなかったでしょうね。