グローバルユース国連大使として海外で活躍した生徒にインタビューしてみました!
グローバルユース国連大使とは全国から募集した中学1年生~高校2年生30名が、東京・広島で国内事前研修を行い、カンボジア・フィリピンにて平和について国際交流を通した研修を行います。グローバルユース国連大使 JCI JAPAN Global Youth Ambassador | Facebook
Q.グローバルユース国連大使の活動を知ったきっかけは何ですか?
A.父がこの活動の役員を以前したことがあり、小学生の頃この活動があることを父が教えてくれたことで知りました。
Q.参加しようと思ったきっかけは何ですか?
A.1つ目は日本に住んでいると"平和"というものは当たり前で毎日学校に通えたり、お腹いっぱいご飯を食べられたり、外に出た時に銃が飛び交っていることはなく、家の近くで爆発が起きたりすることはありえません。けれど少し海外に出ればこの当たり前の今の私たちの生活を送ることができない人々がいて、この現状に私たち日本人は他人事のように考えている人がほとんどだと思います。実際、世界平和などに関する講演があったとしても寝ていたり、つまらなさそうにしている人がいました。この状態は良くないと思い自分の力で少しでも"平和"に興味がある人を増やしたいと思いました。また、10代の国際問題に関する認知度は他の年代と比べ高いですが100%ではありません。この認知度をもっと高くし、国際問題について考えてくれる若い世代の人を増やしたいと思いました。
2つ目は私は将来、海外で働きたいと思っていて、海外について良いところだけじゃなくよくない面も見て、実際に行ってみないとわからない匂いであったり感覚を知り海外経験を増やしたいと思いました。
3つ目は、私は人前に立って話すということが苦手なので、この活動を通して自分が学んことを啓発する場面を生かして、苦手を克服するチャンスになるのではと思いました。
Q.活動を通して学んだことは何ですか?
A.1つ目はカンボジアに行く目的でもある、「平和」についてです。
カンボジアの歴史に関連する施設にいくつか訪れて、「自分がもし」と考えてみただけで辛くなるし、絶対に居たくないと思いました。
グループディスカッションもあり、そこではいくつかのお題が出され、グループでディスカッションしながら深めていくというものでした。お題の内容もとても重く難しい内容でしたが自分なりの意見を伝え他の人の意見を聞くと自分になかった新しい考え方を発見することができました。今の私たち日本人のように毎日ご飯を食べることができ、勉強することができて学校に通え、毎日何かに怯えながら生活する必要がないという状況はとても幸せなんだと改めて感じました。
2つ目は現地の学校の状況です。私は2つの現地の学校を訪れました。最初に行った学校では、小学生から中学生までがいるのにこの大手前よりも学校は小さく全く雰囲気が違いました。2つ目の学校では子どもたちが学校の前で出迎えをしてくれ、スカーフのようなものをもらい手厚く歓迎してくれました。この学校では小学生から高校生までいて、この学校は広い方で一階建ての4部屋ほどある校舎が4棟ほどありました。この学校は日本人の方が建てた校舎がほとんどで、その日本人の方にとても感謝をしていました。とても貧しい中で学校に通っているため学校からお米とお金が支給されていました。現状はこんなに暗い内容ですが子どもたちはみんなフレンドリーで笑顔で、私たちもいるだけでとても楽しくなりました。言語は通じませんが写真を撮ろうとするとみんなよってきてくれて写真を一緒に撮りました。その学校の子と私はバレボールをしました。暑さを忘れるほど楽しむことができました。最初はそのようなイメージは全くなく怖そうという偏見を持っていた私が恥ずかしくなりました。みんなとてもかわいくてフレンドリーだったので偏見に囚われてはいけないと感じました。
3つ目は英語を話すことができなくても意外とどうにかなるということです。単語だけでも意外と伝えることができ、会話に不自由することはほとんどありませんでした。このことは行く前からたくさんの人に行ってみたら意外とどうにかなると言われていましたが私は信じていませんでした。ですが、行ってみるとこのことを理解することができました。
海外に行ってみないと得ることができない学びがたくさんありました。
Q.行く前と後で自分の中で変わったなと思う部分はどこですか?
A.まずは視野が広がったと感じました。修学旅行でマレーシアに行きましたが、そこではその国のいいところを見て、観光をしました。けれど今回は貧困であったり争いの傷跡を見たりしたので平和について考える機会が多く、新しい知識をたくさん得ることができ、「知る」という平和に近づく第一歩を踏み出すことができたと思います。
それから、人間関係の幅が広がったことです。今までは海外に友達ができたことはなかったし、県外の友達もほとんどいませんでしたがカンボジアに行ったことでたくさんの友達を作ることができました。連絡先を交換して、話をすることがありましたが英語での会話なので自分の語学力を鍛えることができますし、海外で友達を作ることは戦争をなくすことにも繋がると思っています。
Q.将来はどんな大人になりたいですか?
A.一言で言えばかっこいい大人になりたいです。グローバルに活躍できて自分の仕事を好きだと思えて自己成長を死ぬまで続けられるような人になりたいです。今は憧れですが、憧れで終わってしまわないように大人になってからのプランニングを今のうちからしっかり立てておきたいです。いろんな失敗や挫折を経験するかもしれませんがそれを成功の糧にして生活していきたいです。