五月下旬，温暖な香川に渡る麦秋の風…と書き出したいところですが，今年は早くも，どんよりとした梅雨の雨模様です。

本校は校歌で「峰山と紫雲の山に　抱かれし北星の湖よ　澄む水を鏡となして　輝ける英知のひとみ」と歌われており，市内でも周辺に豊かな自然が感じられる恵まれた環境にあります。

校内をちょっと歩いてみると，ちょっとした季節を感じたり，心が揺さぶられることがあります。豪華で重厚なバラの花なのですが，よく観察してみると傷つきやすい繊細さがあったりします。

パンジーは謙虚な奥ゆかしさの中に，「小さな幸せ」という自己表現をしっかりしているように感じられます。こういったパンジーのけなげな姿についつい感動させられてしまいます。

そして，現在はエコロジーという時代，「技術科」の授業では白ゴーヤ，緑ゴーヤをプランターに植え付け，夏の緑のカーテンを準備しています。果実の表面にいぼいぼにはちょっとした苦々しい怖ささえ感じてしまいますが，見た目とは違って，沖縄料理チャンプルーにしてもとてもおいしい意外な個性もありますよね。

本校の恵まれた環境の中で，若き大きな夢を描いて汗をかきながら，励んでいってほしいと思います。