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TODAY'S NEWS今日の出来事

2021/07/09 3日開催のオープンスクールアンケートへのご回答

 

7月3日に本校で開催いたしました小学生・保護者様対象のオークンスクールには多くの方にお越しいただき,ありがとうございました。

今回は,大手前高松中学校団長である邑地先生より,「もっと聞いてみたい、こんなことがあればいいなと思ったことがあれば、お聞かせください。」との当日のアンケートに記入していただいたご質問に可能な限りお答えさせていただくことになりました。ご参考にしていただければと思います。

Q1 受験人数はどのぐらいか?

→年度によるとしかお答えできませんが、都会の私立中と比べると全然多くないです。現時点では「入り口は入りやすく、出口の実績は出ている」というお得な私立だと思います。
しかし、オープンスクールの参加者数や問い合わせの件数を考えると、今年は受験人数が増加すると予測されます。オープンスクールでもお話した通り、中高一貫コースでは手厚い指導を行うために、しばらくの間2クラスに限定して募集します。そのため、受験人数が増えたからといって合格者数が増えるというわけでもないので、難しくなる可能性があります。しっかりと勉強して入試に臨んで頂ければと思います。

Q2 先生の紹介をもう少し聞きたかったです。

→そうですよね。実際どうなのか気になりますよね。参考までに現中学団の先生方の簡単なプロフィールを掲載しておきます。「良い先生が多い」ということが伝わればうれしい
です。
中1担任A先生:某国立大学教育学部卒。大手前丸亀中高で理系特進クラスを担任していた経験があり、東大や医学部進学者を輩出している。数学の先生だが、中高の国数英理社の全科目と小学校、体育の教員免許を持っていて、どの教科の勉強法にも熟知している。中1担任のスペシャリストで学習習慣・生活習慣・道徳教育を徹底し、大手前高松でも多くの難関大合格者を輩出してきた。
中1担任B先生:某国立大学農学部卒・国立大学大学院教育学研究科卒。非常に熱心な若手教員で、理科の実験教育に力を入れている。大学ではゴマの研究を行っていた。生徒から大人気である。
中1副担任:中学団長邑地が現中1の副担任をやっています。オープンスクールでお話していなかった特技としては、生徒の個人情報を覚えることが得意で、中学生全員の出身小学校や特技などを暗記しており、生徒と仲良くなるのは早いです。高校は普通科ではなく体育科で陸上県2位でした。大学受験の時は足のケガで部活を引退した後に偏差値を40くらい上げて早稲田に合格するというビリギャル並の逆転合格(一浪ですが)をし、そのノウハウを毎年引退後の一部の高校野球部生徒に伝え、毎年何人か国公立大学や名門私立大に逆転合格させています。
中1副担任C先生:某国立大学卒。家庭科教員。本人は隠していますが、海外で日本語教員をやっていた経験があり、英語がペラペラです。

中2担任D先生:某国立大学教育学部卒。県内の別の中高一貫校出身の英語の先生。若くて、非常に優秀 かつ熱心な女性の先生で、生徒もよくついていっています。吹奏楽部の指導にも熱心です。「落ちこぼれを 絶対に出さない」と昼休みも希望する生徒に英語の小テストを行ったり、数学の勉強を一緒にしてあげたりする姿が印象的です。ロイロノート・スクール認定教員。

中2担任E先生:某国立大学教育学部卒。体育科教諭。野球部コーチ。邑地の教え子です。本校高校硬式野球部のキャプテンで、  8月に部活を引退した後に受験勉強に切り替え、現役で国立大学にE判定からの逆転合格。野球の指導に熱心なのはもちろ ん、各科目の勉強に対するアドバイスもできます。野球部史上最高のキャプテンであり、他の教員からも生徒からも信頼が厚い。

中2副担任F先生: 京都大学工学部・京都大学大学院工学研究科卒。教育企画部部長。学園一の頭脳を持っている先生です。理科と数学の2刀流教員であるだけでなく、本校の複雑な時間割や教務のシステムを全てコントロールしているというシステムエンジニア的な仕事や、探究学習のデザイン、大手前丸亀中学・高等学校との学園連携など幅広い業務を行っています。

中2副担任G先生:某国立大学理工学部卒。数学科教諭。数学教育への情熱があり、細かいノートチェックを毎日欠かさず行い、生徒の数学の成績を大きく伸ばしてきた。昨年度まで高校入学者のクラス担任をし、実績を上げてきた。

中3担任H先生:某国立大学農学部・大学院卒。理科教諭。大学・大学院と魚の研究を専門的に行っていた。大手前の「さかなクン」。とある魚の新しいDNA配列の解明をしたという。大阪出身で、明るくてしゃべりがうまい。また、ダンス部の顧問として、部活動指導にも非常に熱心である。

中3担任I先生:某名門 私立大学理工学部卒。数学科・情報教諭。昨年度までは高校入学者の栄冠SSクラスの担任をしていた。丁寧な数学の指導に定評がある。テニスが趣味である。

中3副担任J先生:体育科教諭。フィールドホッケーで高校時代は3年連続インターハイ出場。現在もフィールドホッケーの選手として社会人のチームに所属 し、活躍している。剣道部の顧問もしている。

Q3 息子は部活の話も聞きたかったらしく、後からwebページを見せます。

→すみません。パンフレットや ホームページに載っている情報を今回のオープンスクールでは 省きました。高校サッカー部や中高野球部は名門ですが、他にもロボット部やダンス部はかなり頑張っているイメージです。ロボット部は全国大会にも出場しています。あと、演劇 部の先生も非常に熱心です。他に強い部活動があるかと言われれば、正直微妙ですが、生徒は部活動に対して非常に満足しているように思われます。勉強に支障がない範囲で活動が行われている部活動が多く、逆に世間が言う「 ブラック部活動」というものはありません。部活動に取り組んでいる生徒の大学受験での合格実績も良く、例えば私が顧問をしている陸上部からは東京大学合格者が2年連続で出ています。生徒が主体的に部活  動に取り組んでおり、楽しそうです。

Q4 実際に学生生活を送るにあたり、休み時間やランチタイム、放課後の自主学習、 授業の進行スピードなどのお話もお聞きしてみたいと思いました。

休み時間はすごく賑やかですが、チャイム がなった瞬間切り替えるように指導しています。 授業中は集中して勉強に説明 を理解しようとする時と、楽しくペアワーク・ グループワークを行う時とメリハリがあります。昼休みは現時点では2回あって、食堂に行く生徒が混雑を避けることができるように工夫されています。 

高校生はNSS(ナイトスタディーサポート)というシステムで最大夜9 時まで自習を行うことができるようになっていますが、中学生の間は家族 との時間や睡眠 時間を大切にしてもらいたいと思い、1810分には 、基本下校してもらっています。中学生は週3日(月水土)は部活動の時間に、のこり週3回 (火木金) 「個 別計画学習」という時間を設け、希望者は80分間(16時40分からの80分)宿題 など自主学習をできるようにしています。多くの生徒が「個別計画学習」に参加しています。

→学習の進行スピードはそこまで速くないですが、中学2年生で英数国は中学内容が終了します。本校は7校時+土曜半日授業があるので、ゆっくり授業をやっても中学内容が2年で終わります。小テストは細かく行うので、内容が理解できていなくてもフォローできます。中学3年生からは英数国は高校内容ですが、クラスやテストは習熟度別に分け、それぞれの学力層の生徒が満足できるような授業を展開します。

 

Q5 英語教育の内容も気になります。

 →英語力を大きく伸ばすには中学内容の英語がものすごく大事になってきます。本校でも英会話の授業や希望者のオンライン英会話、イングリッシュワークショップなどの取り組みも行っていますが、それらを週に1回程度やればできるようになるというものではありません。普段の授業 の内容 と家庭 学習が大事になります。私は中学生の授業では「単語・発音 ・英 作文 」の 3つ を徹底し、この3つに絞って中3時点で高3レベルまで引き上げます。 基礎を徹底することで、中学から英語を勉強し始めた生徒の多くが英検2級以上に中3で合格します。聞いていると結構大変なように聞こえるかもしれませんが、授業は楽しい雰囲気でやっているので生徒はついてきてくれます。

「やっぱ大手前高松は違うなぁ(いい意味で)」は各教科の教育でも徹底します。英単語帳を完璧 にする中学生、発音がめっちゃキレイな中学生、英作文がものすごく書ける中学生は他校にはほとんどいないので、その3つを徹底しています。塾にも英会話にも行かず、授業を大事にするだけで英語がペラペラになる中学生が本校には 結構います。atheの違いが完璧に言えたり、各文 法事項をその辺の教員以上に理解していたり、難しい内容をとても楽しそうにワイワイ学んでいる中1の姿を見て、2年前に本校で行われた香川県英語教育研究大会では他校の英語の先生たちの多くが衝撃を受けておられました。

Q6 学校での勉強時間と、補講や自習支援などの取り組みはあるか。

先程お話した放課後の「個別学習計画 」に加えて、MSS(モーニングスタディーサポ ート)というものが中1・2年にはあります。朝来た生徒から大教室で自主学習ができるシステムです。

 宿題は結構出ますが、すぐに慣れます。宿題をしっかりとやるだけで結構力がつくので、塾に行っていない生徒が多いです。学校や塾の授業を聞いて、わかった気になっているだけでは実力がつきません。しっかりと家庭学習に取り組んでもらっています。

フォローはしっかりとできています。

Q7 (難しいことであると分かっていますが)特待生の人数、あるいはパーセンテージを伺えると嬉しかったです。

これも年によります。全体の受験生の数とテストの点数で人数を決めます。最終的には入試で高得点の児童から、総合的に判断して特待を出すようにしています。

 

Q8 子供には少し難しい話しだったようです。もっと子どもへの想いなどを伺ってみたかったです。

→大変申し訳ございませんでした。小学生には少し難しいだろうなという自覚はありましたが、あえて小学生に合わせるのではなく、保護者向けの話を小学生にも聞いてもらうという形をとりました。普段から本校の中学1年生は子ども扱いせず、今回の話のように難しい話も入学直後からたくさん話しています。そうすることで、早く自立し、教員が知らないようなことも自発的に身に着け、逆に教員に色んなことを教えてくれるようになります。ご理解頂けるとありがたいです。

子どもへの想いに関しては、本校には熱心な先生が多いです。それぞれの先生がそれぞれの 想いを持って教育に取り組んでいますが、自分 は生徒には「ユニークな社会人」として、 自分 の特性を生かして、周りの人にプラスの影響 を与えることができるような人になって  ほしいと思っています。生徒には大学に入った後も活躍して ほしいですね。最近の本校の卒  業生は大学でものすごく勉強をしていたり、学生をやりながらインターンに参加して社員以上に活躍したり、起業したりなどすごい活躍をしている子が多いです。

→中高一貫教育は、6年間生徒を指導できますので、一人ひとりの子どもへの思いが深くなり、対応も長期的視点からできます。教員と生徒の関係、生徒の学校への思いもより、密接になっていきます。

 

Q9 現役の生徒さんとお話ができればと思いました。

→そうですね。今後はそのような機会も設けたいと考えています。

Q10 食堂は中学生でも利用されていますか?

→利用している生徒は結構いますね。購買部でパンも買う生徒や自動販売機で飲み物を買う生徒も多いです。

Q11 入試で国語か英語の選択になっていましたが、英語を選択する 場合どの程度の(何年生ぐらいの)学力を必要とされるのでしょうか?

英検4級レベル(中2修了程度)だと思いますが、最近は英語の授業を小学校でもやっていると思うので、少しだけレベルを上げることがあるかもしれません。

Q12 中学校から入学した生徒と高校から入学した生徒が一緒なクラスになることはあるのでしょうか?

6年制の生徒は、3年制の生徒と同じクラスになることはありません。高校生になると、体育や理科、社会などの選択制の授業 の一部で、3年制の生徒と授業 を受けることがあります。

高校 3年生でもクラスは混ざることはありませんが、授業単位では進路やレベ ルに合わせて教科選択ができるようにしています。

 

Q13 クラス替えについて。  説明会では担任制という垣根を無くす為、そして友人との交流性を深める為にクラス替えをすると伺ったのですが、定期テストの後、年に5回もあるとのことでしたので、もしかするとテストでの成績によるクラス替えなのではと思いお伺い致します。

→中2までは一切テスト成績関係なしのくじ引きです。席替え感覚のクラス替えです。これをやることで、現中1生徒達はクラス対抗戦 のような感じではなく、「学年みんなで頑張っていこう」という空気ができています。

中3になってから授業は習熟度別になります。

Q14 数学と英語以外は他の中学校と同じ位の授業の進行速度ですか。

→英数国のみ中2で中学内容 が終わります。他の科目は公立中と同じくらいの進度ですが、その 分深い内容 までやっています。例えば理科では高校内容 も見越して、中学でもできるもの( 基礎的な化学式の暗記など)は中学でやります。数学は場合によっては中2の後半で高校の数1に入っていますが、これは逆に高校入試のみに必要 な部分を浅く取り扱うことで、無理のないスピードで高校内容に入れます。

Q15 試験の内容(グループ討議はどんなことをするのか)を伺えたらと思いました。

→グループ討議は新聞などを読んだ上で内容に関する意見を順番に言っていく形式です。

Q16  中3、高1で意図的に「中だるみ」にして(学習意欲を)上げていくとのお話がありました。保護者向けに、そのしかけの具体的な行事内容などを知れるといいなと思いました。

まず大学受験の勉強に入る前に、「大学に何をしに行くのか」をしっかりとわかっていないと、受験勉強にも身が入らないし、大学に入ってから目的を失って大して勉強しない学生になってしまいます。そうならないように、この時期に「学ぶということの面白さ」や「大学での研究」について知ってもらったり、「どんな大人になりたいか」について考えてもらったりする機会を多く設けています。

具体的には、「課題探究」や「発表」、「進路探究」などに力を入れてもらうことで、「学 ぶ」ということを広く捉え直してもらいます。テストで点をとるだけではなく、答えが1つではない問題を自分で設定し、  自分なりの 最適解を出すということもやっていきます。英語では 基礎 がある 程度固まってきたら、洋画を見て感想 文を英語で書いてもらったり、 洋楽を歌ったり、プレゼンを行ったりさせています。あと、昨年度の中3には英 語で漫才を披露してもらいましたが、それを期に英語学習に本気になったという生徒もいます。

勉強では「強み」を伸ばすように指導しています。何十時間勉強しても苦にならないような 好きな科目の勉強が何なのかを知ることで、大学の学部選びに役立ちます。数学が好きな生徒はこの時期に数学の成績が大きく伸びるので、数学の勉強をしっかりやってもらいます。数学に苦手意 識を少し  感じ ている生徒には、弱点科目には粘り強く 取り組んでもらい つつ 、英語や社会、読書、発表など 何でもいいから強みをしっかりと作れるように面談をしっかりとやっていきます。校内プレゼンテーシ ョンコン  テストなどの行事もありますが、各授業内で面白い取り組みをこの時期にやっています。

Q17 データはよく分かったが、実際の生活や、通学方法、困った時のフォローなど実際通学した時の心配事。

困ったことがあれば、担任・副担任の先生や中学団長が丁寧にフォローしてくれますので、遠慮なく頼って頂ければと思います。

スクールバスや 電車 、保護者の 送迎、自転車、徒歩など 様々な方法で生徒は通学しています。高松市郊外や市外からも多くの生徒が通学しています。