大手前高松高校の教員や生徒と高松市にあるあなぶきグループさんをはじめとした香川県の有志の各社の若手会社員とが協力し，香川県内の若者と地域や企業をつなぐ探究学習のためのプログラム「プロジェクトToBe」を開発してまいりました。

本校では，１０月より計１２回の授業として導入していくこととなりました。

香川県出身者の大学進学者のうち8割を超える学生が県外に進学しているといわれており，若者の県外への流出は地域としても深刻な課題となっています。また，高校生にとって，進学や就職の際に初めて自分のキャリアや働き方について考えはじめ，県外に出る前の高校生の段階では香川の仕事を知る機会もなく，学校や家庭といった限定されたコミュニティ内での大人しか知らないという課題があります。

本プロジェクトでは、早期に香川県内の企業や，さまざまな働きかたを実現する大人と触れ合うことで，生徒が人生における価値観や解釈を広げ，自分のありたい姿について考えていきます。また，将来的には香川県の関係人口を一人でも多く増やし，雇用創出や地域活性化につなげていくことも目指しています。

１０月２２日，高１の総合的な探究の時間で実施する「プロジェクト ToBe 」は先週の第１回に続いて２回目。百十四銀行、あなぶき興産，あなぶきエンタープライズ，コープかがわ，ゴーフィールドさんの香川県内の企業５社から２名ずつ計１０名の社員の方がお話に来られました。また，日本経済新聞社，香川経済レポート社，ＲＮＣさんの報道メディアの方も取材のため来校されていました。

職業選択，転職について，さまざまな業界の仕事のやりがい，キャリアプランニング，働き方など，普段では聞けない生の声を伺うことができました。