これは、コロナウイルス感染防止の取り組みです。

保健委員の生徒たちが，「コロナ感染予防啓発ポスター」作成して，学校全体で感染を予防する気運を高めます。決して形骸化させてはならない、大切な取り組みの裏側を取材しました。

■保健委員会の活動を指導する大林先生にお話を聞きました。

■　ポスター作成の背景について教えてください。

ポスター掲示による感染予防の注意喚起は，コロナでは初めてです。
ねらいは、学校の「みんなが」意識をもつこと、そして実際に行動することです。

①ポスターを作成する，②川柳として文言でアピールする，
のうち，どちらか一つを生徒に選んでもらいました。②の川柳は，小中学校で学ぶあの川柳です。川柳には本来，社会風刺の性格があります。
しかし今の世の中の重々しい雰囲気を吹き飛ばすために，「前向きな内容のみ」という条件で作ってもらいました。条件はもう一つ。「パッとみて目立つような文字やデザインにすること」です。
若い世代の、活気あふれるポスターができました。
出来上がったポスターと、これからの世界で活躍する生徒たちの姿を見て、若いっていいなぁと思います(笑)。

■　活動している生徒の様子から，どのようなことを感じられましたか？

「みんなで乗り越えていこう！」，「身近な人にまず話そう！」という想いです。
保健委員会のメンバーだけでなく，すべての大手前生に，周りに目を向けられる人，気づける人になってほしいと考えています。
「目で見て」→「気づき」→「動いて」→「助ける」が常にできる人です。
そのような勇気ある行動は，結局自分に返ってきますから。人間は一人では生きていけないものです。周囲の人との相互作用で住み良い社会を作り上げていく使命があると考えています。■　学校内に貼られている，心のこもったポスターに込められた想いを感じながら、廊下を歩き、感染予防に「みんなで行動」できるよう努めていきます。また全てのポスターを、1枚ずつちゃんと見ていきたいものです。

こうしてお話を聴かせていただくと、活動がより身近に感じられるものですね。お話いただき，ありがとうございました。