3月4日,寒さもいくぶんか緩み,やわらかな日差しが心地よいこの良き日に,大手前高松高等学校の第63回卒業式がしめやかに行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため,ほぼ卒業生,保護者,教職員のみの式となりましたが,卒業生の新たな門出を祝いました。
溝渕校長の式辞では,「これまで高校生活を支えてくれた保護者の方への感謝を忘れずに,また,大手前高松で困難を乗り越えてきたことに自信を持ってほしい。」「社会で活躍する多くの大手前高松の卒業生のネットワークを活用してほしい。」とも述べられました。
続く倉田理事長の祝辞では,卒業生や保護者の皆さんにご卒業をお祝いされるととともに,「本校のICT教育やグローバル教育の基盤を生かして,今後も活躍してほしい。」とも話されました。
PTA会長福岡様の祝辞では,「緊急でないことでもすべき重要なことを見つけて,そのことに時間を有効活用してほしい。困難なことやつらいことがあっても決して一人ではないということを忘れないでほしい。」とお話されました。さらに数多くの祝電もいただきました。
さらに,高2の細谷さんから在校生総代送辞,卒業生の新田さんより卒業生総代答辞がありました。
数えきれないほどの「ありがとう…」
「朝早くから弁当を作ってくれてありがとう…」
「坂本先生の厳しかった指導もありがとう…」
本校の中高6年間,または高校3年間で卒業生は大きく成長しました。
幸せは他者と比較して決めるものではなく,それぞれの人が当たり前と思っている目の前にある何気ないものにあるのかもしれません。たとえば,家族皆がすこやかに過ごしている日々,それが一番の幸せなのかもしれないとも感じました。