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2022/05/26 生徒が主体?飛翔コース(中高一貫)

中学団長兼飛翔(六年一貫)コース長の邑地です。

6月の小6オープンスクールが早くも満員御礼で嬉しい限りです。7月以降の申込みも受け付けているので宜しくお願いします。

高校2年1組のコミュニケーション英語Ⅱの授業では、教科書レベルの基礎的な文法事項などは一通り学び終えているので、難しめの問題集を使って英文解釈を行っています。

アクティブ・ラーニングとは「生徒が主体的に学んでいる状態」だと聞き、昔ながらの一斉授業であれ、グループ学習であれ、生徒がアクティブになるような授業を今まで心がけてきました。

うまくいっている部分はあったのですが、生徒にもう1ランク上のレベルに行ってもらうにはどうしたらいいんだろう・・・とずっと悩んでいました。なんか違和感があるなーと。そして、最近一つの仮説にたどり着きました。生徒のことを「生徒」って言ってる間はアクティブラーニングはうまくいかんのちゃうかと。

自分と同じかそれ以上のレベルまで来てもらわんと。これからは生徒を「教育実習生」と考えて、学校の内容を人に教えることができるレベルになってもらおう。

加えて、人に伝える力や自分たちで問題を解決する力を身につけてもらおう。そのように考え、今は「教育実習生」に授業をしてもらい、その授業に対するアドバイスをみんなでするというスタンスに変えました。

まだまだやり方を模索中ですが、「教育実習生」に感想を聞いてみたところ、

・いざ自分で授業をやってみると、「あれ?自分は今何を言ってるんだ?」と、感じることがあります。自分が見過ごしていた、よくわかっていない部分を浮き彫りにすることができるようになったのでよかったです。

・「クラスメイトの授業を改善する」という視点で授業を受けるので、学びに対する意識が上がりました。

・ポイントを押さえて、人に説明するのが意外と難しいなと感じています。逆にクラスメイトの説明を聞いて、「あっ、そういう風に説明すればわかりやすいんだな」と気づいたりします。

・めちゃめちゃ予習・復習をするようになりました。自分が授業を担当する部分だけでも専門家になりたいという気持ちで授業に臨んでいます。

・説明がわかりやすい人とわかりにくい人と結構差が出ますね。(上から目線)・自分が発表するとなると緊張感があるので、すごくいいなと思います。

などといった意見がありました。これからの成長が楽しみです!

大手前高松では教育手法の研修を受けながら、自身の教育哲学に基づき、各先生が様々なスタイルで授業を行っています。
これから色んな授業についても取り上げていこうと思います。