いのり
猛暑の中、中庭から壮大な楽曲が聞こえてきます。
『狙い撃ち』、『アフリカンシンフォニー』、『we will rock you』・・・気分が上がっていきます。
校舎3Fから見下ろすと、夏の高校野球選手権大会の応援練習。

吹奏楽部とチアリーディング部が音と動きを合わせています。
12曲もの曲を、試合の戦況に合わせてチョイスしながら、
在校生の想いを選手たちに届けます。

応援団は、今年度新たに集まった有志たち。
未経験の応援団員は、ゼロから振りを覚えてきました。

大きく手足を広げたり、力強く拳を突き出したり、その一つ一つの動きに、野球部勝利への想いを込めてパフォーマンスします。
応援団長の河田さん(高校2年)は、「エール交換が一番緊張する」と語ってくれました。
河田さんの力強いエールが、校内に響き渡ります。

河田さん：
「有志が集まって，6月に結成した応援団です。
今日まで，月水土の放課後に，10回以上集まって練習してきました。
最初は，私一人しかいなかった応援団も，徐々に人数が増えてくるにつれて，楽しくなってきました！
私は，プロ野球を見るのが好きなんですが，大手前高松の野球にも興味が湧いたのが，私の中の変化です。」「去年は，甲子園予選の準決勝戦で逆転を許してしまって，野球部，チア部，応援団とも，本当に悔しい思いをしました。
今年は，一戦一戦，着実に勝てるよう，サポートしていきます。相手も強豪校ですから，お互いにベストを尽くせたらいいと思います。大手前高松の野球部は，他の生徒が勉強している時も，学校の専用グラウンドで毎日練習したりと，努力していることを私たちは知っています。
ですから，試合本番では，精一杯その成果を発揮してもらいたいです！」