二度と戻れないその瞬間を,自分の感性で切りとる。
そんな世界に憧れた高校生が,写真の世界で賞をとりました。
高校2年 森菜々美さんです。
写真の神様,フランスのアンリ・カルティエ・ブレッソンは言います。
「写真を撮ること、それは、同じ照準線上に頭、目、心を合わせること。つまり、生き方だ。」
日本の写真家,ハービー山口は次のように言います。
「人々の笑顔や優しい目、世界が決して、失くしてはいけないものを、撮り残しておきたい。」
森さんはこの1枚を撮るのに,200回もシャッターを切ったそうです。
本格的に写真を始めて2,3ヶ月で,賞を取るほどの上達。
鋭い感性で切り取った,渾身の一枚。
前からフォトコンテストは気になっていて,自分も出してみようと思った作品です。
12月,イルミネーションを撮るためにカメラを向けていた時,ふと振り返ったそうです。
あまりにきれいな夕焼け空が広がっている。
人々が影絵のように丘に配置されている構図に,心を奪われました。
前から好きだったシルエットが,完璧な構図で浮き立っている!
ここしかない!とシャッターを切り続けたとのことです。今回の受賞,おめでとうございます。
今後もまた紹介させてください,菜々美さん。