TOP ⁄ トピックス一覧 ⁄ 今日の出来事 ⁄ 2023/06/26 Stanford e-Japan Program

TODAY'S NEWS今日の出来事

2023/06/26 Stanford e-Japan Program

“Stanford e-Japan Program”

これは、スタンフォード大学異文化教育プログラムの一環として実施されている、日本の高校生約30人が5か月間にわたり、オールイングリッシュで様々な分野の教授や専門家などによるオンライン授業行うというプログラムです。その分野は、アメリカの宗教、政治、教育、日米の文化比較など多岐にわたり、課題や仲間との議論を通して理解を深めることが目的です。最終的には、日米についての論文をまとめ上げます。

高校3年生の井澤 椛さんが昨年度、選考に見事合格し、5ヶ月間のプログラムを終え修了証を授与されました。

“このブログラムになぜ参加しよう思ったのですか?”
“私は時事問題や専門的なことについて議論することが好きです。他人の意見を聞くことは本当に面白く新鮮で、住む場所が違う、バックグラウンドも違う、話す方言、ましてや言語も違う、そんな同世代の人と話せる機会があればいいなと思っていました。また、海外ドラマが好きなので、海外の大学への関心が高かったこともあります。それに、英検などを受験して自分の英語力をはかりながら英語学習を頑張る中で、実際に自分の英語が英語圏でどれほど通用するのか試したくなりました。しかし、留学は難しく、もっと手軽にかつリアルに近い形で英語を生かすことができる機会を探していました。そんな時に出会ったのがこのプログラムですが、まさにドンピシャでした。
“どのような苦労がありましたか?”
“一番苦労したのは、一度選考に落ちたことです。2022年春コースに応募しましたが見事に不合格でした。選考課題が十分に自己と向き合うことを要すものなので、選考に2度も取り組むということは精神的にも苦しかったです。ですが、課題にかけた想いを一度落ちたぐらいで諦めることはできず、その悔しさで2度目の課題提出を乗り越えることができました。コース期間中の最大の苦労としては、やはり言語面です。ほかの参加者は帰国子女や英語を流ちょうに話せる人が多い中、私の英語はかなり難題でした。議論をしたくて応募したのに、議論をするためのツールをうまく使いこなせないということには頭を抱えました。どうしても喋りたいので、事前に使いそうな単語や意見を調べておいたり、日本語で知識を深めておいて「ついていけなくなる」という状態は避けました。
“このプログラムを通して得られたことは何ですか?”
“学術的な知識も重要ですが、一番は「経験」です。オールイングリッシュで乗り切った「経験」、たくさんの意見に触れることができた「経験」、全国の友だちができた「経験」、アメリカの大学の生徒になれたような気がした「経験」、そして何より、応募から修了まで自分を知ることができた「経験」。このプログラムでしかできない数多くの「経験」を得ることができました。

“大手前生に一言お願いします”
“周りの受講生は帰国子女や何かの大会の日本一や世界一の人など、自分の住んでいる世界とは全く違う人との5か月間は毎日が驚きの連続でした。学校勉強との両立に苦労する時期もありましたが、それでも、このプログラムに応募してよかったと心から思います。「大学の授業を・・・!? しかも英語で!?」と思うかもしれませんが(実際私も最初はそうでした)、挑戦してみることが第一歩です。あの時挑戦したからこそ、かけがえのない経験を得ることができたし、今の私があると言えます。 2023年の秋コースが6月30日から募集が始まるので興味のある方はぜひ挑戦してみてください。応募の際、相談等ありましたら、いつでも私のところに来てくださいね:)