TOP ⁄ トピックス一覧 ⁄ 今日の出来事 ⁄ 身近な自然から、研究が始まる ― 生物部の活動紹介

TODAY'S NEWS今日の出来事

身近な自然から、研究が始まる ― 生物部の活動紹介

身近な自然から、研究が始まる ― 生物部の活動紹介

私たちの身近なところには、まだまだ知らない生き物の世界が広がっています。本校生物部では、部員それぞれの興味・関心をもとに、「昆虫班」「野鳥班」「水棲生物班」の3つに分かれて活動しています。
校内の「生き物マップ」の作成や飼育している生き物のお世話など、日々生き物と向き合う中で生まれた「なぜ?」「もっと知りたい」を、少しずつ研究へと発展させています。

日々の「なぜ?」を、学会へ

こうして取り組んできた研究は、学校の中だけにとどまりません。自分たちで調べ、考えたことを研究としてまとめ、学会で発表することにも挑戦しています。


2025年7月のEAFES(東アジア生態学会連合大会)では、学校をフィールドにしたカメムシ類の研究と、タナゴ類と淡水二枚貝の関係や保全についての研究を発表しました。

・The insects fauna of Pentatomidae at Otemae Takamatsu junior and high school

・The Current Status and Relationship Between Bitterlings and Freshwater Mussels, and Challenges for Their Conservation

そして、日本鳥学会2025年度大会では、野鳥班での活動をもとに、高校生が鳥類研究に取り組む中で得られる学びにも目を向け、

・生物部から考える鳥類研究の可能性 ―教室の外にある学びと成長―

を発表しました。


そして2026年3月の第73回日本生態学会大会では、身近な自然からさらに地域の生態系や環境問題へと視野を広げ、

・外来魚由来肥料の有効性評価 ―魚粉による緑化への応用可能性の検討―
・香東川における外来種と在来種の分布比較

の2題を発表しました。

学会での発表は、研究のゴールではありません。研究者の方々から質問や助言をいただくことで、それまで気づかなかった視点や、新たな疑問に出会うことがあります。それを学校に持ち帰り、もう一度観察し、調査し、考える。そうした積み重ねが、次の研究につながっています。

今年のHCDでも、これらの学会で発表したポスターや日々の活動で採集した昆虫、魚の樹脂標本を展示しました。
また、ちりめんモンスター探し(略してちりモン)の企画を行いました。

生物部の研究の出発点は、「生き物が好き」「もっと知りたい」という一人ひとりの興味です。これからも、校内や地域の自然をフィールドに、身近な「なぜ?」を大切にしながら研究活動を続けていきます。